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今月の言葉(8月)「プロフェッショナルの信念」

私が現職に就く際、弊社の代表から一つの問いかけがありました。「あなたは、professという言葉の意味を知っていますか?」と。私は即答できませんでしたが、後刻辞書を紐解くと「profess」とは、明言する、主張する、専門の職業とする、と訳されていました。
「たとえ新入社員であったとしても、お客様は、私達をその分野の専門家だと思っています。だから、いつでも、自分はプロであるという自覚で発言し、そして仕事(使命としての「使事」)をしてください」とのメッセージでした。

日常の仕事には、経験を応用すれば成しえるものと経験が通用しないものとがあります。後者のような未経験分野の仕事に直面することは意外と多いものです。このとき、「この仕事をすぐに取り掛かってやらなければ・・・、しかし難しい」と反射的に思い、それを後回しにしてしまいがちです。そうなると精神的ストレスは増し、顔の表情は冴えなくなり、意欲が減退してしまうことがあります。その後の仕事の結果は言うまでもなく不良の烙印を押されます。

核軍縮・世界政府の運動家として知られる“アメリカの良心"と言われた米国のジャーナリスト、ノーマン・カズンズ博士(国連平和賞等受賞)は、50歳のときに難病とされる膠原病を患い、「500分の1」の確率しか回復の見込みはないと医者に宣告されました。しかし博士の持ち前の前向きな信念で「医学の常識」を覆して完全回復したのです。人間は自分で「絶対に治す」と決めたとき、人間の体中の細胞は総力を上げて病との闘争を開始するそうです。逆に「もう駄目だ」と悲観しあきらめた瞬間、細胞は戦力を喪失し滅びる道にころがり落ちていくようです。
 
 プロフェッショナルには、この前向きな神通力ともいうべき「信念」を持っていることが大切です。仕にも人生にも試練はつきものです。それを嘆いて逃げてしまうか、真正面から向き合うかによって結果は大きく異なります。悩みのない人は一人もいないし、自分だけが苦しいのではありません。様々な困難も強い意志で乗り越え、現職の道を全うしていきたいものです。「自分はプロフェッショナル」であると自覚し、信念を持って。

(文責:鶴田 則之)

 
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